ループ式車両検知器
ループ式車両検知器は、車両センサの役割をするループコイルとセンサの信号を処理する車両検知器本体で構成されます。路面上に埋設したループコイルに磁界を発生させ、車両が通過する時に生じるインダクタンスの変化を利用して車両を検知します。
特長
高精度
計測可能速度は1~160km/h、検知精度は99.7%以上と高性能となっています。
気象条件等の変化に影響されず、安定的に計測精度が確保できます。
各種伝送方式に対応
IP伝送方式だけでなく、FS-FDM伝送方式も対応可能です。既設の伝送方式のままで、最新の車両検知器に更新できます。
IP伝送方式への改造が容易
短時間かつ容易にFS-FDM伝送方式からIP伝送方式へ改造できます。(※1)
他社製検知器と接続可能
他社製ループ式車両検知器(FS-FDM伝送方式)と接続可能です。
既設メーカを気にせず、機器更新が可能です。
逆走車検知機能追加可能
オプションで逆走車検知機能を追加することができます。詳細は「ループ式車両検知器を活用した逆走車検知」をご参照ください。
※1 一部未対応の車両検知器がありますので、ご相談ください。
ループ式車両検知器を活用した逆走車検知
ループ式車両検知器の原理を活用し、高速道路本線上の逆走車を検知することが可能です。
ループ式車両検知器1台で交通量計測と逆走車検知の両機能が実現できます。
特長
設備の有効活用
逆走検知のために新しいセンサを設置する必要がありません。
ループ式車両検知器(※1)1台で、交通量計測に加え、逆走車検知ができます。
ソフト追加で逆走検知を実現
既設のループ式車両検知器(IP伝送方式)もソフト追加するだけで、逆走車検知機能を実装できます。(※2)
逆走車検知箇所を容易に拡大することができます。
※1 IP伝送方式のループ式車両検知器に限ります。
※2 一部未対応の車両検知器がありますので、ご相談ください。
交通量IP変換装置
交通量IP変換装置は、複数のFS-FDM伝送方式の車両検知器から検知信号を受信・車線毎に演算処理・IP伝送方式に変換し、上位装置と通信する機能を有します。
特長
演算処理、伝送方式変換
複数のFS-FDM伝送方式の車両検知器から検知信号を受信し、車線毎に演算処理・IP伝送方式に変換した上で、上位装置と通信します。IP伝送方式で通信することにより、長距離かつ大容量で安定した通信を行うことができます。
最大12回線対応可能
交通量IP変換装置1台で最大6回線対応できます。
1マウントで交通量IP変換装置2台、12回線分が収容可能です。
各種伝送方式に対応
FS-FDM伝送方式だけでなく、直流伝送方式も対応できます。
交通量IP変換装置を活用した逆走車検知
交通量IP変換装置に逆走車検知機能を追加することで、高速道路本線上の逆走車を検知することが可能です。
通常の機能に付け加え、逆走車検知を実現できます。
特長
設備の有効活用
交通量IP変換装置を活用し、逆走車検知を実現できます。(※1)
ソフト追加で逆走車検知を実現
既設交通量IP変換装置でもソフト追加することで、逆走車検知機能を追加できます。
他社製ループ式車両検知器も逆走車検知可能
交通量IP変換装置に収容しているループ式車両検知器なら、他社製でも逆走車検知が可能です。
※1 集約伝送装置も同様に対応可能です。詳細は資料ダウンロードにて、ご参照ください。
ループコイル
ループ式車両検知器用ループコイルを提供しています。
販売単位は500m、1000mでドラムに巻いて納入致します。
NEXCO標準仕様書「施仕第21112号」準拠品です。
線心数 |
1 |
導体 |
サイズ |
2mm² |
構成 |
電気用軟銅線 7/0.6 (JIS C 3102) |
外径 |
約1.8mm |
絶縁体 |
材質 |
架橋ポリエチレン絶縁体 |
厚さ |
約0.8mm |
シース |
材質 |
ナイロンシース(黒) |
厚さ |
約0.35mm |
仕上外径 |
約4.1mm |
概算重量 |
約30kg/km |
荷姿 |
500m又は1000m単位のドラム巻き |
荷姿重量 |
約23kg(500m)、約36kg(1000m) |