交通インフラに必要不可欠な車両通過台数等の情報を収集し、交通信号制御や渋滞情報等の提供に活用します。
設置個所の環境や、収集したい情報の用途に応じて、最も適した方式の車両感知器を設置できます。
車線の直上に設置した超音波送受器から放射される超音波の反射を利用して、車両の感知を行います。
制御部と送受器で構成されます。
送受器を複数設けることで、複数の車線を感知できます。
感知可能領域は標準エリア(幅1.2m)と狭エリア(幅0.75m)の2タイプがあります。
車線の直上に送受器を取付け、軽自動車以上の車両を検出します。
路面反射波が安定して得られるところでは、無調整で動作します。
車線の直上に設置した投受光器を用いて、近赤外線を媒体として、車両(車載機)と双方向通信を行います。アップリンク情報(車両からの情報)として通過時刻や位置などの情報を収集し、ダウンリンク情報(光ビーコンからの情報)として渋滞情報などの交通情報を車両へ提供します。また、近赤外線の反射を利用して車両の存在検出も行えます。
制御部と投受光器で構成されます。
投受光器を複数設けることで、複数の車線に対応できます。
交通情報提供システム(AMIS:Advanced Mobile Information Systems)、信号情報活用運転支援システム(TSPS:Traffic Signal Prediction Systems)の他、オプションにより、以下のシステムにも対応可能です。
・公共車両優先システム(PTPS:Public Transportation Priority Systems)
・車両運行管理システム(MOCS:Mobile Operation Control Systems)
・現場急行支援システム(FAST:Fast Emergency Vehicle Preemption Systems)
信号情報活用運転支援システム(TSPS)に対応した車載機からは、アップリンク情報として車両の通行軌跡情報を収集できます。また、信号灯色の変更スケジュールに基づいた情報をダウンリンク情報として車載機に提供できます。
車載機(ナビ)は、この情報を利用して、前方交差点を青信号で通過するための推奨速度などの情報をドライバーへ提供することができます。