Qどのような道路を対象としているのですか?
A基本的に、一般財団法人日本デジタル道路地図協会が定めた「基本道路」(都道府県道以上およびその他の道路で幅員5.5m以上)の区間リンクに対してデータを作成します。
全道路対応リンク旅行時間データのみ、「全道路」(幅員3.0m以上)の区間リンクに対してデータを作成します。
Qプローブデータはトンネル内や高層ビルの下でも正確なデータが取れているのですか?
AHonda車に取り付けられた純正ナビのプローブデータを使用しています。Honda純正カーナビでは、GPSの位置情報データに加え加速度センサー、車輪の回転数などのデータおよびマップマッチングにより、GPS電波の受信できないところや測位精度の落ちるビル陰などでも正確なデータを取得できます。
Q旅行時間データの信頼性は?
A走行車両(Honda)は交通の流れに沿って走行しているため、実際の交通流に沿った旅行時間データとなっています。また、当社が提供する旅行時間データは、複数の走行車両を平均した旅行時間となっています。そのため、信頼性が高い旅行時間データとなっています。
Qプローブデータの母集団の特性は?
AHonda車のユーザー特性として、ほぼすべてが自家用乗用車(普通乗用車、小型乗用車、軽乗用車)により構成され、商用車、タクシー、貨物車などはほとんど含まれていません。また、スマートフォンのナビアプリの位置情報も使用していません。
Q車線ごとの運転行動などは把握できますか?
AGPSデータの精度では、車線単位の走行位置までは保証できません。また、カーナビ内部で道路中心線にマップマッチングしているので、車線ごとの速度や、車線を変更する運転行動などは把握(測定)できません。
Q個人情報はクリアしているのですか?
A個人情報は含まれていません。個車を特定する情報はあらかじめ排除したうえで統計処理しておりますので、個人情報やプライバシーに抵触するおそれはありません。
Q高架道路がある場合は識別できるのですか?
AHonda純正カーナビでは内部のロジックで一般道と有料道路を識別し、走行データにこの情報を付加して送信します。そのため、同一平面上あるいは近接して一般道と有料道路が存在する場合でもそれぞれの道路種別に紐付けてデータ集計処理を行うことができます。ただし、カーナビ側の誤認識の可能性があること、同一種別の道路の場合は識別ができないなどの制約があります。
Q有料道路と一般道の識別は可能ですか?
AHonda純正カーナビでは内部のロジックで一般道と有料道路を識別し、走行データにこの情報を付加して送信します。そのため、有料道路と一般道の識別は可能です。
Q異常な走行データは含まれないのですか?
A走行データをマップマッチングする際に、一定のロジックで異常なデータは排除したうえで集計しています。ただし、路側にエンジンをかけたまま一定時間以内停車しているようなケースについては、激しい渋滞と区別できないため混入する恐れがあります。また、高架道路と側道などの識別が困難な場合があります。